ハンマーム・トルコ編

数年前の話になるけど、友人と二人でトルコに行った時のこと。　
「やっぱ　一回はハマムに行きたいよね～」といろいろ調べたんだけど　観光客向けのトコはイマイチ値段高いし　ホテルの中の施設じゃつまんないし・・・で、市内観光のガイドをしてくれた　吉幾三にそっくりなｗトルコ人（←トルコに住んでた友人の大親友です）に聞いたら　ガラタサライがイスティクラル通り（日本の銀座通りのような目抜き通り）に近いし　観光客向けじゃないから　気軽に行けるよ！とのこと。

早速　所持金少なめで　出かけてみる。
ちょうどガラタサライ高校の裏の道にあったので　わりとすぐに見つけられた。
「おっ　ココだ　ココだ！」と途中まで階段を降りかけたら　　おいでおいでと　おっちゃん達に大歓迎される今は女風呂はお休みだから　こっちに入ってきなと言う・・・にゃにぃっ！！！冗談ではありませんよぉ～。　
よく　ハマム体験談で　三助さん（垢すり師）が男で超恥ずかしかった～！！！って話しを聞くけど、それはたぶん　こ～やって間違って入っちゃったからでは？？？　普通は男は男　女は女です。あったり前じゃ～ん！冗談じゃないっすよね。。。だまされちゃいけませんよぉ～

女風呂は反対側にありました。名残惜しげに見上げる　おっちゃん達に　さっさとお別れして、いざ女風呂へ。

中に入ると　まるで保健室みたいなちっこいベット付きの　ガラス張りのお部屋がいくつかあって、真ん中に　テーブルを囲んで丸っこいおばちゃん達がたむろしてた。　
どうやら　今の時間　お客が私達のほかにはいないらしい。。。
ガイドさんに言われた通りの料金を払うと　もういくらプラスするとスペシャルマッサージ付だ　ベリーグッドだと　ひつっこく誘う。じゃあ　終わってから良かったら　考えると言って　ひとまず中へ。
ちっこいお部屋には鍵がかけられるようになってて（でもガラス張り）　そこで洋服を脱いで　パンツははいたままで　渡された木綿のチェックの布を巻いて　ハマムの中へ。

真ん中に１０人くらい寝そべれるくらい大きな大理石の円形の台が。まずそこに　しばらくねっころがってなさい！と言われ　ゴロゴロ。今流行の岩盤浴ですねｗ
天井がドーム状に高くなってて　明り取りの空間があってとてもキレイ。

そこへ登場　おばちゃん三助！　　あの・・・なんで　パンツ一丁なんですか！？　しかも胸が・・・お腹のあたりまで　たれています　何がすごいって　作業の邪魔とばかりに　胸をひょいひょいと両肩に乗っけちゃうんです！！！！　ひぃぇ～～～～。動揺しつつも　巻いてた布をぱっぱとはがされ　表裏ゴシゴシ垢落とし。痛きもちいぃ。。。　頭もシャンプーしてくれるんだけど　すっごい泡泡　目が開けらんない～って思ってる内に　今度はバケツで一気にお湯を被せるもんだから　スンマセ～ン　息できませ～ん（泣）おばちゃんに羽交い絞めにされてるもんだから　身動きできず　じたばたじたばた。。。　

とりあえずフルコース終了らしく　また台の上にねっころがってなさい！と言われ　さあスペシャルはどうだと　ねちっこく言い出したところへ。　
！！！？？？　素っ裸なヨーロッパ系女の子達がキャーキャー言いながら中へ入ってきました！その数１０人以上！！！
おばちゃん達　スペシャルどころではありません（笑）１人３人受け持ちでフル回転。
私達は　めでたく無罪放免となったのでしたｗ

ぽかぽかで頬を真っ赤にしてるから　表通りを歩けず、ず～っと裏道を通って　たまに「ハマム行ってきたの？」って声かけられながら　ホテルまで戻ってきました

なかなか楽しかったので　お肌もつるつるになるし　トルコに行く際は　ぜひお試しあれ♪

上の絵は
ドミニク・アングル作の「トルコ風呂」
昔はお風呂は社交場の一つで　自分の息子の花嫁探しをしたりしてたみたいですね。