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ヤウミーヤートゥンとはアラビア語で日記のこと。 日々つれづれ思うことなどを綴っていきます。
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プロフィール
HN:
ノリコ☆nora
性別:
女性
趣味:
雑多
自己紹介:
小学生の頃 図書館で偶然見つけた ハワード・カーターのツタンカーメン王墓発掘記を読んで以来 熱烈なエジプト考古学マニア道一直線!10数年前に初めて憧れのエジプトの地を踏む。現地にて アラビア語文字看板の美しさに惹かれ 帰国後 アラビア書道を
本田孝一氏に師事。その後 作品に幅を持たせる為 アラビア語学習も始める。(←これが土壺への道に・・・)

さらに アラビア文字を使った 自作アクセサリーの作成を目指し、アートクレイシルバーのインストラクター資格入手。現在 出張販売 又は注文販売を展開中。

また アラブポップス好きが高じて ベリーダンスを踊り 果ては アラブの太鼓 タブラまで叩きだす始末。。。只今のトコロ 踊って叩けるダンサーを目指している♪

他に アラブ料理・和裁・旅行等々 趣味多々である。

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17日 アヌビスさんトモちゃんと合流後 早速 エジプト考古学博物館へ。

地図を見ると ホテルのある位置が ちょうど地下鉄駅のドッキとオペラの中間地点。オペラの駅は 先週に先生の新居を下見に行った時に使って場所がわかってたので、そこから一駅 サダトまで地下鉄に乗って移動。カイロの地下鉄は どこまでいっても1ポンド(18~20円)!!!タクシー使ったら 観光客だから す~ぐ20ポンドはいっちゃうんで 格安です。

エジプト考古学博物館は 博物館というより巨大な倉庫のようにたくさんの遺物が置かれています。でも過去5回もわーい(嬉しい顔)行ってるもんだから、案内図を見なくても おおよそ自分の好みのものがどこにあるかはわかってるので、
まずツタンカーメンの展示室へ直行。彼の遺物は いっぱいあるらしく 行くたんびに あれ?こんなの見たことあったっけ? って思うので 入れ替えしてるんだよねきっと。芸術性の高いものばかりで ため息がでます~。王としての在位がわずかな ツタンカーメンがこの量この質なんだから 在位の長かったラムセス2世の遺物なんて いったいどのくらいの素晴らしい物があったことでしょうねぇ・・・。。
み~んな 泥棒されて 金塊に化けちゃったのかしら?惜しいことだ泣き顔

私が好きなのは

ラーホテプとネフェルトの座像
(古王国時代の神官夫婦の座像なんだけど、男女同じ大きさなんだよね~ぴかぴか(新しい) これは女性の地位も高かったということ。小学生の頃初めてこの座像を本で見たとき 黒髪の民族(当時もっとアジア系だと思ってた)が白人よりもずっと昔に建国してたことに軽いショックを受け また夫婦仲よさげに並んでる像にとても親しみを感じ、それ以来 古代エジプトの大ファンとなったのだった目がハート 頭悪くって挫折したけど 小学生の時は考古学者になるのが夢だったんだョ(笑)

カフラー王座像
地球上でもっとも固いという閃緑岩で作られてて、王の頭の後ろをホルス神が翼を広げて抱えているという座像。色が真っ黒ではなくってちょっと緑がかった素敵な色。聞いた話だと スフィンクスの脇にあるカフラー王の河岸神殿に四角い溝がいくつもあるけど、そこに一体ずつ このカフラー王座像が納まっていたらしい。全部でいくつあったんだろう?

階段ピラミッド内にあったファイアンス製タイル壁面
最近サッカラに出来たイムホテプ博物館の方には もっと大きく飾ってあるけど、このツヤツヤとした長方形の青いタイル大好きっハート達(複数ハート)

今回 私はミイラ室(別料金)には行かなかったんだけど、中に入ったアヌビスさん達の話によると 去年 ハトシェプスト女王だと判明されたミイラがあったんだけど もうちゃんと名前が入ってたとのこと。
おっ!それじゃ 前回 名前不明になってた 55号墓(だったかな?)の棺にも名前が入ってるに違いない!と 早速行ってみたら ちゃんと アクエンアテンの棺になってました。
う~ん まだまだ 解き明かされるものは 沢山あるのだ。


ところで アヌビスさん達に古代の鬘の話をしたら、見たことがないというので 鬘コーナー探索のミニ旅へ(笑) なにしろ沢山の展示室に膨大な展示物があるんで 探すの一苦労です。
さ迷った挙句 発見!
ほ~んとブロッコリーみたいなんですよ(爆)
トモちゃんが 被っていいって言われたら どれ被りたい?って言ってたけど どれも頭かゆくなりそうで被りたくない~~~って大笑い。

たっぷりと博物館の中を堪能後 夜のナイルグループ オープニングガラショーに向けて 遅いお昼をとって 体力をつける私達だった。
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そろそろ 毎日アラビア語と英語のちゃんぽんで話してるのに疲れた~~~ 自由に外に出られないのにも 疲れた~~~あせあせ(飛び散る汗)
って思い始めた頃

ちょうどナイルグループのベリーダンス・フェスティバルに参加の為 アヌビスさんとトモちゃんが 16日深夜カイロに到着!

私は17日から 彼女達と合流。
久々に思う存分 日本語がしゃべれて大満足わーい(嬉しい顔)
ずっと見たいと思ってた アラブポップスのPV(先生の奥様が敬虔なムスリマの為 音楽が嫌いなので音楽番組見れなかったの)もノンストップで見れて 更にハッピーハート達(複数ハート)

お部屋の方はトリプルで頼んでいたので どんなにか狭いだろうと思っていたら・・・
ソファの置いてある居間があって クローゼットルームがあって ベッドルームがあるという 広々としたお部屋だったので、とても快適でしたハート達(複数ハート)



そして そして
面白いことに
3人ともそれぞれ旅トモ持参でしたひよこ



私の今回の旅トモは ねずみ年のおっちゃんの代わりに ねずみ君です。
先生宅に滞在中のお話しとしては

12日に スクール”ハラカ”の一周年パーティーというのがあり イスラム教信者の集まりだったのですが、先生のご家族と一緒に招待されたので 行ってきました。

行く前に 先生より 軽くレクチャー
「数珠(ムスリムの方々が持っているシブハッというもの)をばらしたものが入ったボールを渡されるから、一粒とっては

サッラッラーフ アラー サイイディナー ムハンマド

という言葉を言って もう一個のボールに入れていきなさい。それが終わったらディナーが出てくるからね。さあ 練習してみなさい!」

出かける前に ブツブツと何回も繰り返して暗記あせあせ


パーティ会場になってるお宅に着くと 男女別々のお部屋に通される。
もう何人かの方々が ブツブツ唱えながらコロコロとボールに数珠を投げ込んでいるところだった。皆さんにそれぞれ挨拶をして 私もそれに参加。そこらじゅうからコロッコロッという音とブツブツ唱える声だけが響いてくる。

やっと終わる・・・
がしかし 実はここから先が長かったげっそり

男性の集まってる方々が 一人一人 イスラム教について論じている 又は コーランを読みあげてるんだと思うけど なかなか終わらない。
女性の方々は 部屋が暗くなってるもんだから みんなゴロっと横になって 中にはグーグー寝てる人も。
その後 文章の書いてある紙を渡されたので 何が始まるのかと思いきや アッラーを讃える歌なんだろうか? みんな大声で夢中になって歌っていた。途中から タブラが入り さらに熱狂的な歌に。

ぼー然。。。 いいんだろうか こんなとこに混じってて・・・。。


・・・の後 ディナーになる。
パックされたお弁当のようなものを ポンっと渡される。
おおっ コフタだっ!(ひき肉料理)タヒーナだっ!(ゴマのペースト)トルシーっだっ!(野菜の漬物)バターライスだっ!ロズビラバンだっ!(お米のプリン)
滞在5日目にして 始めてのエジプト料理だーっハート達(複数ハート)ウハウハっ目がハート

実は エジプトには居るものの、お世話になってるお宅は モロッコ人家庭なので 毎日モロッコの煮込み料理なんである。このモロッコの煮込み料理 美味しいんだけど パンがエジプトのエイシ(ピタパン)かフィーノ(長細いミルクパンみたいなもの)なんで、残念なことにイマイチ 合わないのです涙 モロッコパンのように厚みがあってモチモチしてないと なんか汁物には合わないのよねぇ。
奥さんも エジプトのパンはどれも美味しくないって言ってたけど、こちらのパンはサンドイッチのように具菜を挟んで食べるのに適してるパンだからねぇ。エジプト料理と一緒に食べれば とっても美味しく食べられるパンなのに残念ですぅ。


食後は
フセインモスクのイマームがこのパーティにいらしてたようで、特別にフセインの頭が納められているところ(フセイン 預言者ムハンマドの娘ファーティマとアリの次男で 680年イラクのカルバラーの地で戦死したが 500年近くも後の1153年に頭蓋骨が発見され このモスクが建てられたとのこと)へ案内してもらった。額をつけてごらんと言われて 付けてみると なんともいえないとてもいい香りがした。

イマームから名前を聞かれ ノリコだと答えたら、
「あなたの名前にはヌールというアラビア語が入ってますね!知っていますか ヌールとは 光という意味のとてもよい言葉です。あなたの滞在が光に満ちているように!」と言われ とてもうれしかったです。


その後 先生のご一家と私は ハンハリーリをちょっと歩きました。
いつもは 見るからに外国人の私にばっかり あれはどうだ これはどうだと言い寄ってくるお店の売り子達が いっせいに先生目掛けて声をかけてきます(笑)
この日 私はガラベーヤに即席ヒジャーブ姿
それにひきかえ 先生は 真っ白な礼装用ジュラバ姿(モロッコの正式な服装)ぴかぴか(新しい) 目立つ目立つ(笑) 


到着翌日より 先生が教えてらっしゃるスクールの方へ お邪魔することとなる。

場所はフセインモスクの横の建物の中にあり、エジプト人実業家が スクールの経営から先生方の生活面までみておられるようで、生徒達はフリーで習えます。
名前は ハラカ と言い カリグラフィとコーランを教える学校で、カリグラフィは週3日でそれぞれのクラスは 1時間~1時間半ぐらいの長さ。私の先生の他に 2名先生がいらっしゃるようでした。他の先生もオスマントルコ流とのこと。

オスマントルコ流のカリグラフィ美術館も併設の予定があるそうです。

通ってきてる生徒達は 様々な国籍で
エジプト人 マレーシア人 インドネシア人 タイ人 チュニジア人 フランス人 ロシア人 等々。。。

私は短期間のビジターなので 朝行って 午後も行ってたりしたけど 基本的には一クラス受講のようです。

午前中は8時~10時半(2クラス)午後は2時半~8時半(4クラス)

9日~16日までは フセインモスク横の先生宅にお世話になって 週3日スクールに通いました。

私の先生 ハミーディ先生はなかなかユーモアのある方なので 授業も笑いを交えて和やかなよい雰囲気でした。

カリグラフィを初めて習う方には まずルクア体からで ヌクタ(四角)を一個づつ書くところから始まってました。
インドネシアの子が ちゃっちゃと四角を立て続けに書いてたら

先生が「一個一個丁寧にしっかりと書きなさい! 君の書き方は ニワトリがエサをタックタックつついてるようだよ!」と言い みんな大笑いでした。

私はマグリビーと もう一個習っていきなさいというので、ジャリーディーワーニー体を習いました。


先生のご一家はほんと敬虔なムスリムなので 朝4時のファジュルには 一家でお祈りに出かける為、仕事のある先生だけ早起きで学校に行くけど 奥さんも坊ちゃんも 朝はなかなか起きてきません。

朝 学校に行こうと早起きしてるんだけど、朝御飯 勝手にあさってっていいのかしら~? 断って出かけなくって大丈夫かしら~?などと 思ってる内に9時過ぎちゃったり・・・。。

午後もみなさん 1~2時間昼寝するので ぼーっと暇になっちゃったり。。。

カリキュラムで一個づつOKをもらわないと 次に進めないようになってるんで、先生に見てもらわないと 先に進めない。けど なかなか見てもらえない!!! お休みの日は ホントにお仕事お休みで 見てもらえないし。予習はしちゃダメらしいから 短期間に身に着けたい私としては ひじょ~に歯がゆい思いをしてましたふらふら 

けど ここはエジプト
がんばりすぎると 頭が痛くなるんで、のんびりいくっきゃないのです。



エジプトから日記を書くつもりが 先生宅のネット状況は仮住まい中ということもあって 隣人のネットを拝借という状態だったので 隣人がネットやってないと使えない(エジでは けっこう当たり前な状態らしい)、近くにネットカフェがない、ホテルでは日本語の表示が全部?マークになっちゃって使えなかった 等々の事情で断念。。。

自分のパソコンを持ってけば マック等の無線LANで接続可能だったんだけど、なんせ 先生宅へのお土産物やらなんやらで すでに荷物を持ちすぎてるもんだから パソコン持参なんて 到底無理だったもんなぁ。。。がく~(落胆した顔)


・・・てことで 今回の滞在を振り返りつつ 滞在記を書くことにしました。


11/8(土)エジプト航空で成田出発!
エジプトは過去5回行ったことがあるんだけど ずっと成田第1ターミナル発だったもんだから もーすっかり思い込んじゃってて・・・ 
今回 旅の出だし チェックイン時間間近で シャトルバスで第2へ移動というスリルを味わっちゃいましたふらふら
思いっきり 先が心配になるスタート・・・。。

早々にあらたな試練が・・・「本機はカイロ空港でイヤホンの積み忘れをいたした為云々」のアナウンスが・・・
えーーーっ 13時間音なしですか!!!げっそり しかもほとんどが日本人乗客なのに 私の並びは太っちょアフリカ系の方々で 会話無し。

音の出ない映画の 素早く出るアラビア語字幕を必死に目で追い 理解しようと試みるぐらいしか 暇つぶしできず(笑)


飛行機は ほぼ定刻にカイロに到着。

さてVISAを取って・・・
銀行の窓口で渡された VISAの四角い紙を見て ん!?何コレ?変わったの???(以前は 切手状のものを2枚受け取って それをパスポートに貼り付けてた)
形が変わっても貼り付けるのは変わんないんだろうと、横目で係員(エジでは パック旅行などで行くとVISA専門のスタッフ(有料)が なんと入国審査前のトコまで パスポートに貼り付け作業をしに入ってくるのだ)の手元を見つつ、ふ~ん シールなのか! じゃ剥がせばいいわけね とやってみたものの いっこうに二枚にならない冷や汗

思わず係員に どうやって剥がすの?って聞いたら、一緒にやってもらえちゃった(笑)


荷物を受け取った後
ちゃんと先生は迎えに来てくれてるんだろうか?と一抹の不安を抱えつつ 出口へ向かったら、真っ先に大手を振る先生の姿が!\(^o^)/

約3年ぶりの再会。

そして先生宅へ 先生のボスの車で向かう。
着いたのが夜中なんで 先生宅前に到着したのは深夜。でもお店は普通に開いてて 大人も子供もわさわさ外にいる エジでは当たり前な光景。
車から降りたとたん あっ!ココはハンハリーリの近くだな?と直感。
案の定 窓から 間近にフセインモスクが見えるという場所でした。

寝るとき 先生がアイマスクと耳栓は必要か?と聞いてきたので ???と思っていたら、窓を閉めても モスクのライトアップの明かりがかなり部屋の中に入ってきてて 外大騒ぎしてる人々の声や夜通し営業のお店の騒音が想像を絶するほど がやがやがやがや。
そして朝4時のファジュル(朝のお祈りの時間)がお隣だけに大音響!!! 爆音といってもいいくらい。


どんなトコでも すぐ寝れる私も さすがに毎日となると寝つきが悪くなりましたねぇ。。。
深夜の1時2時でも 外で大声でサッカーを楽しむ子供達 歌を歌ったり 大騒ぎする大人達。。
道徳ってもんが無いのかい?と ちょっとイラっとしましたね。


ということで一日目は終わったのでした。
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